清宮克幸(早大・NO8)「V巻き返しへ最適の主将!! プレーヤーとしても資質完備」 | ラグビージャパン365

清宮克幸(早大・NO8)「V巻き返しへ最適の主将!! プレーヤーとしても資質完備」

2012/01/25

文●大友信彦


この文章は、1989年の5月、当時存在したラグビー雑誌『ラグビーワールド』に掲載した、早大の新キャプテン、清宮克幸氏の人物記事だ。
その頃、僕は、取材者なのかファンなのか分からないような、微妙な立場で連日、東伏見の早大グラウンドに通っていた。
この2年前に日本選手権を制した早大だったが、前年は大学選手権1回戦で敗退。清宮が主将の座についたのは、王座奪回を宿命づけられたシーズンだった。そして清宮率いる89年度ワセダは、みごと大学王座を奪回するのだ。

のちにU23日本代表の主将でアメリカを破り、日本選抜の主将でオックスフォードを破り、
早大監督として、サントリー監督として、ヤマハ発動機の監督としてカリスマ的な指導力を発揮、21世紀の日本ラグビーを語るに欠かせない人材となる清宮克幸が、まだ若々しかった時代に、タイムトラベル!

 

東伏見の早大グラウンドに、毎日のように練習見物に訪れる“伏見族”のオジサンたちの間で、昨秋ちょっとした議論があった。


テーマは「次期主将は誰か?」だった。候補に上ったのは森島弘光(日川・HO)と清宮克幸(茨田・NO8)の2人。森島には明朗さ、ケガをしたことのない体がある。そして何より驚異的なスタミナが、猛練習をひっぱるのにふさわしいというのが森島派の言い分だった。

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